About acarsd
acarsdの特徴について説明します
利点
- デコード率が高い
AirNav Decoderに次ぐ高さです。WACARSとは比較になりません
- 多彩な設定が可能
カスタマイズの自由度は抜群です
- 複数の入力に対応
オーディオカードに複数の入力がある場合はもちろん、ステレオのLRに別の受信機の入力を接続して、別々にデコードができます
- クライアントサーバー型である
デコードするPCと、表示するPCは同じでも別でも可能です
クライアントは非力なPCでもいけますし、離れた場所からでも見れます
ネットワーク経由で、出先から自宅のサーバーからデータを受けることもできます
更に、他の人が公開しているサーバーのデータを表示することもできます
クライアントは、JAVAなどさまざまなプラットフォーム用の物が公開されています
- webサーバーの機能もある
webサーバーなので、普通のwebブラウザでデータを表示できます
- 地図に空港やウェイポイントを表示可能
あらかじめ空港やウェイポイントの座標を入力しておくことで、地図上に表示できます
- DDE経由でデータの受け渡しができます。acarsdのデータを他のアプリで利用したり、逆に別のデコーダの出力をacarsdで表示したりすることができます
- ログの機能が強力
通常のログはもちろん、MySQLのDBに出力することもできます
- 未知のデータをサーバーに問い合わせる機能がある
例えば便名など、頻繁に更新されるデータをacarsdのサーバーに問い合わせて、自動解決できます
手動でまとめて更新することもできます
- 写真の表示もなかなかいい
写真は複数のサーバーから選択してダウンロードできます。サーバーさえ選べば、国内線の機体もかなり表示してくれます
欠点
- バグが多い
まだまだバグがあります。使い物にならないような深刻な物はありませんが、いきなり落ちたりもします
放置気味のバグも結構あります
- デコードが遅い
受信してから表示されるまでに、結構時間がかかります。PCの性能が良くても遅いです
- サーバーは結構CPUを食う
これはどのデコーダーでも、大なり小なりいえることですね
- 地図に表示したデータの編集ができない
AirNav Suiteのように、地図上のデータを編集したりできません
航跡が重なってしまうと、どれがどれか分からなくなります
また、acarsdの地図は、緯度経度を必ず度.分形式と判断してしまうため、地図の表示が今ひとつ当てになりません
- 複雑でとっつきにくい
これはおそらく一番の欠点です。特に英語版なのが障害になっている人もいるかと思います
細かな設定ができるのはいいんですが、そのせいで初心者にはわかりにくいです
ただし、設定は一度やれば、そうそう変更する物ではありません
また、バグに遭遇した際に、本家の掲示板を見て理解できないと、行き詰まってしまいます
実はacarsdにはメッセージコンパイラが付属していて、テキストファイルで作成したメッセージを表示できます
ただし、あくまでエラーなど下のログウインドウに表示されるメッセージだけです
英語、ドイツ語のメッセージが最初から付属しています
一時日本語メッセージを作成していたのですが、あまり意味がないのでやめてしまいました