ALSETAC 35GR
現在自宅で主に使用しているIC-R2500とUnidenの組み合わせは、機能的には概ね満足している。
が、どちらも基本的な受信性能という面では?印が付く
特にUnidenの感度不足は深刻で、巷では感度が良くないとも言われるIC-R2500ではっきり聞こえている物が全く入らない
とんでもなく前(AR5001Dが発売された頃)からAR5001Dか35GRのどちらかを買おうと思っていたが、どちらも一長一短
AR5001Dは機能的にはなかなかだが、受信性能が微妙。35GRは受信性能は良いが、機能的にだめ
しかし、今必要なのは受信性能なので、結局35GRを購入した
実は発売当初、35GRとAR5001Dを試用したことがあるので、だいたいの素性はわかっていた。
受信機能
- ノイズがかなり耳に付く。なんというかノイズだけ固めの高音。外部SPをおすすめ
- 受信音自体は悪くないが、筐体が共振しているぽい。
- 感度はまあ良い。
- VHF/UHFエアーバンドで、特に感度の悪い場所はないと思う。
現状UHFの上の方の感度が良くないが、仮にD555を分配して接続しているためだと思う。
- かぶりなどはかなり少ない。その辺はさすがにしっかりしている。
ただし、PCなどのデジタルノイズは拾いやすい
- 弱い電波でもかなり聞き取りやすい
- 歯抜けは無し。HFも聞けるが、アンテナ端子は一つなので切り替え機を使うか、つなぎ替えるしか無い
- スキャン・サーチ速度は最高クラス。サーチ専用機としても使うのでここは重要
ハードウェア
- なんちゃってAR3000だが、奥行きは長い。
筐体はAR3000とちがってアルミ製。しっかりしているが、あまりシールドは良くない気がする
- 形はともかく、色は渋くて好き
- 6.7KHz Collins mechanincal filter装着。ノーマルの状態で使ったことがないので、比較はできない。
- CWは聞かないので500KHzのフィルターは入れてない
- 液晶は非常に視野角が広く見やすい。大きさも最低限のサイズはクリアしている
バックライトの明るさくらい調節可能にして欲しかった
- アンテナはBNC1つ。せめて2つは欲しかった。
- ダイヤルは良いけど、ボタンは昔ながらのAR3000スタイル。まあ良いけどね。
- ACアダプターは別売。このクラスならそれでいいと思う。
- だいたい12Vで1A程流れる。Power on時の突入電流が大きいようで、同じ安定化電源に接続しているBCD536がリセットされてしまう
安定化電源が12V3Aしかないせいなんですけどね
安定化電源は他にも持っているが13.8V専用なので困る。最悪35GRは別電源にする。ちなみにACアダプターは所有
とりあえず最初に35GRの電源を入れ、順次別の受信機を起動するという極めてプリミティブな対処法を実践w
- メモリーは1000ch(100ch*10バンク)。かなり時代遅れなスペックだが、その辺は他の受信機でカバーするのであまり気にしない。
- RS-232CとUSBシリアルでPC接続可能。今更RS-232Cとか使いたくないので、USBは助かる
- 10MHz基準入力とIF outがあるのはいい。GPSソースの10MHz発信器をebayあたりで買うつもり。
操作その他
- 操作はほぼAOR。以上。
- たぶん官公庁とかのために操作方法を踏襲しているんだろうけど、いい加減一新して欲しかった。
- 機能的には見かけ通りAR3000並。「複雑な機能はあえて搭載していません」とか書いてあるが、負け惜しみとしか思えない
- 周波数とメモリーネームは同時表示不可能。メモリーネームは8文字しかないし、とにかく設計が古くさい
- キーボード面にはほんの一部の機能しか印字されていないので、使用頻度の低い機能はすぐにどこか忘れてしまう。
メニュー式を敬遠する人が多いが、使用頻度の低い物はメニューに追いやった方が良い。
- 一応やる気の無さそうなフリーソフトウェアをダウンロード可能。
予定している追加機能のリストが載っているが、永遠に追加されないだろう。
元から期待していないから別に良い。鋭意自作中。
- ちなみにこのソフト、Windows10などでは互換モードでインストールをしないとだめ
- ファームウェア更新は、少なくともユーザーでは出来ないと思う。
メーカーで個別にやってくれるのかは不明。
- マニュアルはPDFでダウンロード可能。
PDFのマニュアルといいつつ、ただ単に紙をスキャンしただけのメーカーが多いが、ちゃんとインデックスも付いている
ソフトウェア
とりあえずメモリー管理部分を作成中