AOR AR5000(売却済)
代々AORの受信機を購入し、ハンディも含めAR5000まではほとんどのAOR受信機を購入した。
AR5000が出る前から、特にハンディの性能には疑問を持っていたが
ハンディはAOR製じゃないしまあ仕方ないと思っていた。
AR5000はいいラジオだが、期待したほどではなかった。
AR5001Dが出た後、散々買うか悩んだが、これまでのAORを総括すると買うには至らず、結局unidenに走った
5001Dはさすがにギャンブルするには高すぎた。
後に購入したAR8200Mk3も、大きな不満は無かったが短命だった。
予約して買ったので、シリアルは二桁台の初期ロット
どうも初期の物は+3に出来ないらしい
世間で絶賛されるほど素晴らしいラジオじゃないと個人的には思う。
受信機能
- 感度は並。といっても当時は比較対象がMVT-7100とかだったので、健闘してると思う。
- 音質は本体スピーカーだと下のダクトから聞こえてくるので、こもり気味
それもあって常時外部スピーカーを使用。
- 改造しなくても歯抜けでない
- 363.8MHzの感度がめちゃくちゃ悪い。
ハードウェア
- 筐体の作りとかはさすがにしっかりしてる。値段が値段なので
ただし決して高級感があるとか、格好いいわけじゃない
- ボタンとかは安っぽいが実用上は困らない。
- メインダイヤル最低。作りも操作感もよくない。
- アナログSメーター、実用上はともかく気持ちいいw
- LCDがドットマトリックスじゃないから見づらい。文字とか無理
- ACアダプターは下手な受信機より巨大。かつものすごく熱を持つ
- アンテナを複数接続できるのはさすが
操作その他
- スキャン/サーチはサイバーじゃないと遅すぎ。てかCPU遅いだろこれ
- 最近の受信機に比べると、さすがに機能的には劣る
- メモリーはともかくバンクが少ない。今となっては特に。
当時としてはこんなもの
- 操作はAORの機種に慣れていれば簡単。
ソフトウェア
AORは比較的早くから受信機のPC接続機能を装備していたが、肝心のソフトウェアがさっぱり。
ソフトウェアを軽視していたのか、はたまた開発力がなかったのか(おそらく後者だろうが)
- AORがまともなソフトを提供しなかったため、ユーザーはフリー、シェアウェアを使っていた
- コマンドなどはすべてマニュアルに記載されているので、その気になればソフトは作れる
- あと面倒だが、windowsのターミナルとかでコマンドベタ打ちという手もある。
メモリーバックアップとかなら、これでもok
- 自作のソフトを開発しつつ、いじってたらオートモードのデータが壊れたらしく
オートモードにするとめちゃくちゃになる
AR-8200のように保護機能がないので要注意だ
AORは本当に小さなメーカーなので、電話すると技術者の人が出て直接答えてくれる。
今もそうかはわからないが、その辺はすばらしい。
最近は特にそうだが、プロ向け指向なので一般ユーザーのニーズと合わない部分が多いと思う。
今時アマチュア向けじゃ商売にならないので仕方ない