BCD436HP
同社のBCD396XTを使っていたのだが、BCD436HPが出るということで発売を待って購入。
送料別$600程度でした。BCD536HPと同時に購入。
2015/10/28 Sentinel1.05.00とファームウェア1.09.02が出ました
2015/12/4 Sentinel1.06.00とファームウェア1.10.02が出ました。EDACS ProVoice対応$50/一台。
受信機能
- 音質はSP大きいし良い方だと思う。
- 感度はあまり期待してはいけない。MVT-7300とかと比べるとかなり劣る。悪い部類。
- 周波数帯は日本の常識からいうと変な感じだが、そもそもターゲットが日本じゃ無いから仕方ない。といっても特段困ることも無い。
- スキャン速度は相変わらず最高クラス。
- サーチ速度も最高クラス。
- 思いつく限りの機能を装備。機能的には最強。
ハードウェア
- でかいです。BCD396XTからかなり大型化。MVT-9000と良い勝負です。
ちなみに上の写真、BCD436HPはベルトクリップつけたままなので浮いていて、上側が巨大に見えてます。
- アンテナはSMA。今時の受信機ですからね。
- ダイヤルとかボタンはまあこんなものでしょ。
- モード変更とかの良く使うボタンが使いづらいのに対して、日本では無意味なZIPボタンが独立していたりして微妙。
日本向けじゃないから仕方ない。
- ベルトクリップほんとでかい。海外物は必ずと言って良いほどスイベル機構があるのでかなり厚みがあります。
クリップ無いのもアレなので、仕方なく付けてる。
BCD396XTもそうでしたが、ベルトクリップがすぐに摩耗して本体からすっぽ抜けるようになります。
- 単三電池3本。
- 電池はeneloopでもそんなに持たないです。最近はeneloop proにしました。
とりあえず、ノーマルeneloopでも日中は何とか。(だいたいDJ-X81と同じくらい)
- BCD396XTと違ってバックライトはシンプルな白。
- 液晶は巨大。これが購入の大きなポイントでもありますが、何せ情報を詰め込んでいるので文字はかなり小さいです。
情報が多い分、慣れないととっさには判断しづらい。
- ソフトケース欲しかったんだけど、発売当初手に入らず。
その後も送料が高いので躊躇しているうちに傷だらけになって、もうどうでも良くなってきたw。
- メモリーはmicroSD。元々4GBが付属してます。
一切使わず16GBのを入れてますが、4GBでもメモリーはもちろん録音もかなりできるので、そのままでも使えます。
- BCD396XTと違って普通のmini USBコネクターになりました。これはいい。
- RTCまわりにバグがあって、リコール騒動(ちょっと大げさ)になってます。
一応修理対応がアナウンスされてますが、日本からの送料持ってくれるのかどうなるか未知数。
それ以前にある程度の期間手元を離れることになるのが悩みどころだが、取りあえず申し込みだけは済ませた。
随分待たされてメールが来たけど、UPSに登録するフォームにはCanadaとUSAしか選択肢が無い。薄々というか予想はしてたんだけどね。連絡先なんて一切載ってないので、どこに連絡するか探し中
操作その他
- Uniden、それもBCD396XTとかをいじったことがないと、マニュアルを読まないと全く刃が立たないはず。
BCD[45]36HPはDMAシリーズではありませんが、基本的にはそっくりさんです。
- 慣れてもバンク構成などをメモっておかないと無理。
- 機能がめちゃめちゃ多いのを別としても、操作系は今ひとつ。
同じ操作をしても状態によって結果が全く違ったりするので、戸惑うこと多し。
- なぜか知られてないみたいだけど、メモリーせずとも指定した周波数の受信は出来ます。(いわゆるVFOモードに相当)
- モード変更とかよく使う機能が使いづらいけど、元々スキャナーと考えれば納得。
- 日本のラジオのようにメモリー何chとか、何バンクという概念はありません。
基本的にはmicroSDの容量が許す限りいくらでも入ります。
- アメリカ、カナダならすべて周波数はDB化されて入っていて、毎週更新もされます。
当然日本の周波数などは自前で入力が必要。
- SentinelというWindows用プログラムをUnidenから無料でダウンロードできます。
基本的にはプログラムはすべてSentinelでやることになります。
本体でも出来ますが、本格的にやろうとすると、かったるくて無理。
- 本体ファームウェア更新、DB更新などもすべてSentinel経由で行います。
- SentinelもBCD436の構造をある程度理解していないと使えないと思います。
- マニュアルなどは当然すべて英語です。
- APCO-25を初めとするデジタル通話に対応してますが、Encryptionは解読できないので、その場合無音です。
- ちなみに最近某基地の交信はほぼEncryptedです。
- BCD436HPと直接の関係はありませんが、APCO-25などのトランキングは自動的に周波数を切り替える仕組みです。
自分で周波数セットなどを調べてプログラムする必要があります。
アナログと違って単純に周波数を見つけたら聞ける訳ではありません。
単独のチャンネルでもとりあえず交信の一部なら聞けます。
録音機能
- 録音機能最強。BCD396XTから一番進化した部分かもw。microSDの容量がある限り散々録音出来ます。
- 録音したものは普通のwavファイルです。USB経由でも取り出せます。
- もちろんmicroSDを取り出してそのまま読むのも可能。
- 音声反応録音ですが、交信が終わるたびに別ファイルになります。
これ、ファイルをすぐに使いたい場合結構面倒です。
つまり、Aが送信、Bが送信、Aが送信というパターンだとファイルが3つ出来ます。
上の画像は一連の交信を録音した物ですが、10回交信があったためファイルも10個出来ました。
まあポジティブに考えれば、連結するのは簡単だけど分割するのは面倒ということで。
あと常時録音するという使い方だと、このパターンの方がいいですね。
- 本体で再生する場合は、当然連続して再生されます。
- 出来たwavファイルにシステム、Dep、Chなどの情報が入っています。
なので、本体から取り出してもなんの録音かわからなくなる可能性は低いです。