IC-R2500

IC-R2500 Freq
IC-R2500 Mem name

IC-PCR2500に続いてIC-R2500を購入
なぜR2500かというと、PCR2500はもうない、というのは当然として、一台のPCではPCR2500一台しか操作できないのが大きい
PCはいっぱいあるが、それぞれ別のPCで操作するなんて面倒なことはやってられない
まあそれにコントローラーを使ってみたかったとか、スタンドアローンで使えた方が何かと便利、というのももちろんある

PCRとRはほとんど共通なので、共通することについてはIC-PCR2500の項を見てください
ここでは主にPCR2500とR2500の違いについて解説

コントローラー

一番の(唯一ともいう)違いといえば、コントローラーなんだけど、実際R2500を買ってみると、コントローラーはあくまで補助的な物と思える
まずキーが少なすぎて、操作がしづらいしテンキーもないから、周波数の入力などはPCから行うことになる
しかも、設計が悪くてかなりいらいらする。たとえばSETは順送りしかできなくて、目的の項目にたどり着くまで、ひたすらSETを押しまくらなければならない

ディスプレイも最小限の情報しか表示されない。何しろIC-R20にさえ劣る面がある
一番参ったのが、周波数とチャネル名を同時に表示できないこと。これには本当にがっかり
あと、ドットマトリックスじゃないので、とても文字が読みづらい
SETの項目なんて、全然わかりましぇん

チャネル名は6文字しか使えない。今時ハンディーだって8文字くらい当たり前なのに、エアーバンドで6文字というのはかなり厳しい
しかも、チャネル名表示on/offは、一々SETで変更しなければならない

おそらくこれらのことは、コントローラーのパーツをアマチュア機と共用しているせいだろう
アマチュア無線なら、日本のコールサインは6文字だから、最低限用は済むのかもしれない

ちなみに、R2500の場合、コントローラーで使用する際には、本体のメモリーが使用される。当然PCに保存したメモリーとは別物
ただし、PCで作成したメモリーをコンバートして本体に送ることはできる(逆も可)
ところが、ここにも落とし穴があり、本体側は前記の通りチャネル名が6文字までなので、変換してもチャネル名は空白になってしまう
普通に考えれば、6文字を超える部分は切り捨てればいいのに、ICOMの開発者にはそんな発想はないらしい

コントローラー使用時はPC接続で使用できない。その逆も同じ
PC側から操作しようとすると、コントローラーの電源が自動的に落ちる

とにかくコントローラー使用時は、できることが限られる
バンドスコープはもちろん使えない。ディスプレイがドットマトリックスじゃないので当然だし、それ以前に表示するスペースなんて全くない

使用感

PASSが一発でできる
PCR2500では一々メモリーエディターを開かないとメモリーのPASSが行えなくて、ものすごくだるいが、R2500ではPASSキーを押せば済む。PASSの仕様はR20と同じ

MAIN/SUB自由に周波数変更ができる
PCR2500では、MAIN側はすぐに変更できるが、SUBな方は一度MAINにしないと変更できない
そのため、急にスキャンを止めたい場合など、間に合わないことがままある
R2500は左右独立したダイヤルやキーがあるので、いつでも好きな方を変更可能。ただし、MAIN/SUBの概念はある。これはMODEやATTなど、左右共通のキーがあるため
ちなみに、スキャン開始はMAIN側しかできない

ただでさえ数少ないキーの割り当て方が意味不明
トーンスキャンとか、誰が使うんだよ、というキーがあるのに、IFバンド幅の操作はSETでしかできないし、表示の選び方も全くわからない

メモリーの仕様が本体とリモートで全く違う
コントローラーの項でも説明したが、PC接続で使うときと、スタンドアローンで使用するときのメモリーの仕様が全く違う
スタンドアローン時は本体のメモリーを使うので、CH数は1000だし、チャネル名も6文字
もっともびっくりするのが、管理方法で、本体側はR20と同じく、0-999のメモリーをバンクメモリーに割り当てて使う方式なのだ
バンク数はa-wの21個で、これはまあまあ。サーチプログラムは50
PCとのデータのやりとりは、CS-R20と同じようなクローンソフトで行う

PCR2500ではVFOモードとメモリーモードという区別がなかったが、R2500をスタンドアローン使用時にはある
要はスタンドアローン使用時はR20の親戚と思えばいい。操作までR20と似てる

受信機能など

当然受信機能に関してはPCR/Rとも全く同じ

その他

おそらくPCRユーザーが一番知りたいこと
PCRにRのコントローラーを刺して使えるか
結論は使える。ICOMもさすがにそこまで悪代官ではないようだw
ただし、コントローラー単体では購入できないらしい

PC接続すると、PCR2500とは別物として認識される
なので再度ドライバーをインストールする必要がある(IC-PCR2500のマニュアルによると、シリアルナンバーを覚えているから、別のPCR/R2500を接続するとドライバーの再インストールが必要らしい)
ファームは当然違うのだろう

コントローラーもそれなりに熱を持つ。といっても熱くはない

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