MVT-7500(売却済)
発売間もないMVT-7500を購入
オプションは特に購入せず、micro SD(2GB)購入
基地で実際使用した感想
やはりかぶる。バンクのうちどこかは常にかぶっている
感度はまあまあ。YUPITERUの過去の機種と比べてはいけない
音がこもり気味、多少ひずんでいる。最近イヤホンを変えたのでそのせいかも
受信機能
- 感度は良いと思う
- 音質は、あまり高音が出ないっぽい。多少こもり気味
MVT-9000と比べるとスピーカーがかなり小さいので、どうしても音質では劣る
- 改造しなくても歯抜けでない
- スケルチは0~10の間で調整できるが、切れが悪く、ぷつぷつぷつ、と開閉を繰り返す
- スケルチが開閉するときのポップノイズはない
- イメージ・かぶりがひどい。近くでPCの電源を入れると全く使い物にならない
もはやユピテルの伝統ともいえる、感度は良いがかぶりも多いは健在
なまじスキャンが速いため、スキャン中にかぶる可能性大
まじめに、うちにある受信機中ダントツでかぶります
- 電池で運用すると(電池が減ると?)感度が落ちるみたい
- 2VFOあり。同時受信はできないが、ワンタッチで切り替えできる
- サーチパスメモリーが500chと豊富
- サーチ設定が50個もある(そんなにいらないw)
- バンク50個もある(非常に良し)更に、バンクのメモリー数は可変
注意が必要なのは、バンク数は50で固定
つまり1バンク必ず1メモリーは必要ということ
- バンク50はオートライト用なのでサイズは50で固定
- スキャン/サーチはかなり高速
- スキャン中にバンク名が表示される。これはいい
- 反転式秘話の解除ができる
だが、盆暮れにしか使わないようなこの機能のために専用キーがあるのは、激しく疑問
- SSBがない
- ACARSモード、何これ?。ただモードを増やしたかっただけ?
- ジャンル受信もいらない。しかも標準状態からバンク構成などを変えると使えないw
- AMバーアンテナほんとに入ってるの?、JOLF入らないんですけどww
ハードウェア
- 結構厚みがあるので、BNCコネクタでもいいと思うのだが、SMAなのは痛い
- 付属のアンテナが頼りない
- ベルトクリップしょぼすぎ。折れた時これだけ買えるのかな?
- ソフトケースは発売されておらず、予定もないらしい
- ボタンは割合押しやすい。ピッチは狭いが押し間違えはしない
- SEARCHキーとCLEARキーは入れ替えた方が良かったんでは?
- 単三電池3本。IC-R20に続いてお前もか
まあ両方持って行けば6本なので切りは良い
電池はかなりもつ(基地で日中3日もちそう)
電池インジケーターが不安定。すぐに一目盛り減ったり戻ったり
インジケーターが空になってから半日以上持つw
これはエネループ使っているせいかも
- microSDを使えるのはいいが、激しく相性がある模様
手持ちの中ではKingstonは1GB:全く認識しない、2GB:時々認識するも使えず
唯一SANDISK 2GB(もしかしたらパチ?)は使えた
友人のKingston512MBは普通に認識。書き込みは試していないものの、使えそう
- microSDは直接メモリーとしては使えない。当然ですが
つまり同時に使えるメモリーは2000chそれを10個までmicroSDに保存できる
- 現状ではmicroSDを使うのはメモリーのみなので1MBも必要ない
なのででかいのを買っても無意味
- 電池が少しでも減っているとmicroSDは使えない。気持ちは分かるがわざわざ制限しないで欲しい
- microSDがやたらと抜きにくい。何か引っかかりがある。俺のだけ?
操作その他
- 操作は簡単。マニュアルなしでもかなりいける
難解だったMVT-9000に比べると、メニュー形式の採用でわかりやすくなった
- その反面VFOモードに切り替えたりするのに、一々メニューから行く必要がある
キーは余ってるんだから、ちゃんとキーに割り当てて欲しかった
と思ったら、実はMRでVFOモードに戻れることが判明
- メニューで前に戻ったりすると、毎度一番上にカーソルが移動して、いらいらする
- 次/前のバンクに移ることができない。バンクを変えるには数字で指定しないといけない
わざわざ4方向キーがあるのに、何これ?
- 全般的に横方向キーの使用頻度が低く、操作系が洗練されていない
- ライトボタンがなく、バックライトは消灯/5秒/常時しかない
- Vol/Sqlはボタンを押しながらダイヤルを回して調整する方式
専用のボリュームがあった昔と比べると劣るが、使いにくさはない
ただし、前記のスケルチの切れの悪さから、スケルチ調整を頻繁にする必要がある
- キーボードにキーロックの表記が無く、まさかできないの?と思ったがSET長押しで可能
解除はCLEAR長押しで、なぜSET長押しでだめなのか不明
- ダイヤル横にx10の表記があるが、白文字なのでぱっと見意味不明
FUNCを押してダイヤルで10倍ステップなのに、なぜ青文字じゃない?
- BEEPの音量が固定ぽい。イヤホンとかしてたら爆音で耳つぶれます
どうせいつも切ってるからどうでもいいけど
- 取説をPDFで公開して欲しい
- メモリーネームに漢字が使える(※1)
- 録音機能が欲しかった。せっかくmicro SDがあるのになぜ?
- 現状ではファームウェアのアップデートができるか不明
PCと直接接続はできないので、できるとしたらmicroSD経由になる
MVT-7500編集ソフト
- microSDにはMVTFILEというフォルダーがあり、その中にMVT-F00x.YPTというファイルができる
00xの部分は連番。必ずこのファイル名でないとだめ
- 本体ではファイルのタイムスタンプを認識するので、いつ作ったか一目瞭然
- 編集可能なのは、バンクメモリー、チャンネルメモリー、サーチパスメモリー、バンドメモリー、設定
- メモリー登録できるのは、周波数、ステップ、モード、チャンネル名、特殊、検出設定値、スキャンパス、プリセット、ATT
- プリセットは現在未使用の項目
- チャンネル/バンクネームは、なんと全角半角混在不可
全角7文字/半角14文字まで入力できる
- ENTERキーで編集画面に移れるようにして欲しい
- 編集画面を開いた時に、ボタンにフォーカスが来ていて、データ項目を一々クリックしなければならない
- チャンネルメモリーの編集は、バンクの境目が表示されないため、一々数える必要があり
- 行のインサート/削除が出来ないので、バンク構成を大幅に変える場合、果てしなく大変
- CS-R20(IC-R20用)と違って切り取りができるのはいい
- サーチパスメモリーの編集も出来るのは便利
- 複数チャンネルをまとめてコピーできない
切り取りも同じく複数は無理
- なぜか公開当初からVer1.14
- 本体に読み込む時間は10秒ちょっと
- 読み込んだ後は、自動的に電源が切れるので、入れ直す必要あり
だいたい\30,000を切る値段で販売されている
値段の割には機能は豊富。だが、中途半端な点もある
YUPITERUの最上位機種ということで、どうしても他社のハイエンド機種と比べてしまうが、値段はかなり安いことを割り引いて考える必要はある
ただ、多少値段が上がっても、ICレコーダー機能などは欲しかった
※1 : 本体で設定できるのは英数カナのみ。漢字はソフトウェアで設定する必要あり
MVT-7500がdisconになったことで、Yupiteruの受信機は終わった
とはいえ、MVT-7300以降のラジオは個人的には認めていない
MVT-9000までの受信機は今でも最高レベルの感度だ。その分かぶりもあるが、7500よりははるかにまし
それにしてもYupiteruの離脱は意外だったし残念だ