acarsdの地図setup方法
地図を表示したい場合、acarsdで表示する方法と、DDEを使って他のアプリケーションで表示する方法があります
ここではacarsdで表示する方法を解説します
地図の作成
- 地図をcard-1.gifという名前で作成します
サイズは適当で良いですが、そのままのサイズで表示されます
地図は3つまで表示でき、名前はそれぞれcard-1.gif〜card-3.gifになります
- 地図を作製する際には、左上と右下の緯度経度を調べておきます
緯度経度には、時分秒と時.分の二つの表記方法がありますが、時.分の方を使います
- 地図には一定間隔ごとに緯線と経線を引いておくと便利です、その際緯度と経度を入れておかないと、わかりにくくなります
- 空港・ポイント名などは、acarsdで表示することも可能なので、acarsdで表示するなら、地図に書き込む必要はありません
- 地図ができたら、acarsdをインストールしたディレクトリーにコピーします
acarsdの設定
- acarsdを起動し、MapメニューからDefine map settingsを選択します
- Fig1のダイアログが開きます
以下緯度と経度を入力する際、南緯・西経の場合値は-になります
日本は東経・北緯なので問題ないと思います
+の場合、"+"記号は無しで入力します
また、3つ入力フィールドがある物は、それぞれがcard-1, 2, 3に相当します
Fig1
- Top position of your mapには、地図の上端の緯度を入力します
- Bottom...には、地図の下端の緯度を入力します
- Left...には、地図の左端の経度を入力します
- Right...には、地図の右端の経度を入力します
- Position of your server(N/S)には、あなたの自宅の緯度を入力します
- Position of your server(E/W)には、あなたの自宅の経度を入力します
- Validity of the messages in secondsは表示の有効時間(秒)です
- Include labels(* = all)Separate with blanksは、airports.csv, waypoints.csvの、どのフィールドを読み込むかの指定です。*のままで構いません
- Show departure and arrival airportをチェックすると、発着空港を表示します
- Log position messages toは、ログファイルの指定です
ポジションレポートのログが記録されます
- 入力し終わったら、Saveボタンを押します
地図を開く
- MapメニューからOpen map(ALT-m)を選択すると、地図の選択画面(Fig2)が開きます
Fig2
- 自分が作成した番号のOpen map #ボタンを押します(card-1.gifなら#1)
もし、複数の地図を作製している場合は、1〜3の適当な物を選択してください
Open all available mapsを押すと、すべての地図が開きます
- 自宅の位置にピンが立っているのを確認してください
- あとはポジションレポートを受信するのを待って、きちんと表示出来るか確認します
ポジションレポートの最後に、 North: 34.11 East: 134.48のような表示が出たら
地図上にプロットされるはずです。ただし地図の範囲内である必要があります
- MapメニューからLoad airportsを選択すると、地図上に空港を表示します
acarsdをインストールしたディレクトリーの、airports.csvというファイルにある空港しか表示しません
- MapメニューからLoad waypointsを選択すると、地図上にウェイポイントを表示します
acarsdをインストールしたディレクトリーの、waypoints.csvというファイルにあるポイントしか表示しません。日本周辺は全く入力されていないので、自分で入力する必要があります
- Load airpotrs/waypointsをチェックした場合、地図を開き直さないと地図に反映されません
実際の地図表示
注意
どうもacarsdはコーディネーションを取り違えているらしい
正確にいうと、取り違えでもないんだけど
詳しくはここを参照
acarsdは一度に複数のポジションを送るフォーマットに対応していないようなので、最初の行しか認識しない
緯度経度の中に空白がある(N35 212のように)と、acarsdは空白以下を0と見なしてしまう